振動によるクレーム対策と対処方法
解体工事の際に発生する振動への
クレームについてご紹介いたします。
解体工事で振動が発生するのは
止むを得ないところもあります。
近隣住民の方には
ある程度我慢してもう必要があります。
それでも発生してしまうのが
クレームやトラブルであります。
最初から完全に防ぎきることは難しいですが
対策をすることで大きくならずに
小さいクレームで納まる可能性もあります。
1.事前の挨拶を欠かさず行う
まず、一番大切な対策が事前の
挨拶を欠かさないことです。
解体工事を始める前に、通常であれば1週間程度前に
解体業者が近隣住民の皆様へ事前挨拶を行います。
事前に挨拶に行ったからと言って
100%クレームを防げません。
それでも、挨拶をせずに工事を開始した場合と
比べると、近隣住民の方が工事に協力しようと思う
気持ちに多少の変化は出てくるはずです。
解体工事への理解と協力を得るという意味でも
事前の挨拶は欠かさずに行いましょう。
2.解体工事の中断を求められた場合
クレームやトラブルが拡大すると
解体工事の中断を求められる場合があります。
ここでは解体工事の中断を求められた場合の
対応について詳しく解説させて頂きます。
結論から言いますと、解体工事の中断を
要求されても安易に工事を
中断しないようにすることが重要と言えます。
なぜならば、一度近隣住民からの要求で工事を
中断してしまうと、次になにか問題が発生した場合に
再び工事を中断しなければならないという
事態に陥ってしまいます。
それでは、工事が思うように進まず
解体スケジュールに多大なる悪影響を
及ぼしてしまう可能性があるからです。
解体業者が工事を中断しなければならないのは
裁判所からの工事の差し止めを
伝えられたと場合です。
通常、そこまで事態が
悪化することはほとんどありません。
そもそも近隣住民が
「裁判所に解体工事の差し止めを申し立てる」
と主張してきても動じる必要はありません。
多くの場合、工事差し止めの申し立てをしている間に
解体工事が完了してしまうからです。
だからといって何も
しなくていいわけではありません。
近隣住民の話を真摯に受け止め
できる限りの対策や対応はしなければなりません。
なぜならば、元請や施工業者の信用問題になります。
敷いては、元請の不動産やハウスメーカーにまで
迷惑をかけてしまう恐れがあるからです。
まとめ
今回は、振動で起こるトラブル事例3選と
対策や対処方法を解説させて頂きました。
なんでもそうですが、先手先手で対処を
していかないと、後回しにしていると大きな
トラブルに発展することになり
信用問題にまで発展してしまいます。
できる限りの事は、事前にやっておきましょう。
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