電子マニフェストと紙のマニフェストの違いやメリット、デメリットを分かりやすく解説!【その3】

電子マニフェスト

紙マニフェストのメリット

マニフェストはパソコンなどデジタル機器の

取り扱いが苦手な人でも運用できます。

また、導入費用は帳票の購入のみで

電子マニフェストシステム(JWNET)を

利用するために必要なコストもかかりません。

アナログで発行から運用・保管まで行うため

インターネットの不具合や

システム障害の心配もない点もメリットです。


5.0


 

紙マニフェストのデメリット

人間が手書きで記入する以上、記載事項の間違いや

記入漏れなどのミスを犯す可能性があります。

平成30年4月1日に施行された改正廃棄物処理法では

マニフェストに関する罰則が強化されており

排出事業者は、マニフェストの交付時に記載事項の

間違いや記入漏れがないよう

慎重にならなければなりません。

また、紙マニフェストには紛失のリスクもあります

排出事業者が交付したマニフェストは

収集運搬業者や処理業者にわたった後

排出事業者に返ってきますが

この流れのいずれかで紛失が

生じてしまうことも考えられるでしょう。

加えて、事業所内におけるマニフェストの

不適切な管理も紛失の原因となり得ます。

さらに、マニフェストは5年間の保存が

義務づけられており、紙の場合は管理方法や

保存スペースの確保にも気を配る必要があります。

ほかにも、紙マニフェストを交付したすべての

排出事業者は、年に1回、交付状況を

都道府県知事等へ報告する義務があるなど

管理の徹底にも留意しなくてはなりません。

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